木割りは、垂木配りとも呼ばれ、伝統的な垂木の配置方法である。垂木と垂木との間の割り方の広い狭いによって、本繁(ほんしげ)割り、半繁割り、吹寄せ割り、まばら割りなどの種類があります
(1)本繁割り社寺などに用いられるもっとも厳格のある垂木割りで、垂木の下端幅をあきとする小間返しと、垂木の成をあきとする背返しとがある。本繁割りでは垂木間の心を柱心にする。また垂木幅+垂木間を一枝(いっし)と呼び、柱間を何枝にするかによって、垂木幅も垂木間も決まってきます。
2)吹寄せ割り吹寄せ割には、さまざまなものがあり。図に示したような垂木2本をセットにしたものだけでなく、3本をセットにしたものもある。しゃれた軽快な建 物に用いられる、
(3)此の外、まばら割りがありますが、最も簡単で一般的な垂木垂木幅の10倍程度のものまである。まばら割りでは、垂木心を柱心に合わせます。
図で示しませんので、
此の外 特殊な例として
薬師寺 の地円飛角 つまり 地垂木が円形、飛えん垂木が角という場合があります。
もうひとつ 鎌倉時代の禅宗様では 放射垂木になります。つまり建物の中心から、放射状に垂木を配置します。 こんな建物は2度とモデリングしたくない 私の作図例としては、正宗寺三匝堂があります。
日本の古建築は垂木割りで柱、斗、柱 間などの寸法がきまってしまいます。つまり、垂木からすべての寸法が出せるということです。ただここまで厳格に木割りが確立したのは、 江戸時代以降ですので、私の場合此処まで精度では、モデリングしていません、こういうことを知って いるのは建築科の先生か大工さん位なものですから、ファイルの容量を稼ぐために垂木のピッチを 無視してモデリングする場合があります。
追記
垂木のモデリングの実例は、今日の夜にはアップできると思います。これができれば、練習するのに
時間が掛かると思います2日くらい私に余裕ができるかな、たまには自分のブログをアップしないと